2009年04月30日

いよいよ

同じタイトルの日記を前にも書きましたが・・・2度目のレースウィークがやってきました。

今回はシルバーストンでのレースです。日本で言うところの鈴鹿サーキットのように、イギリスで一番有名なサーキットです。第2次世界大戦中に空軍の飛行場だった場所が改修されてサーキットとなったそうです。イギリスでは割とこうした例が多いらしいのですが、少し感慨深いものがあります。

また、普段とは違い今回はFIA-GT選手権との同時開催です。先程パドックを少し歩いてきましたが、普段よりも国際色が豊かで華やかでした。

ちなみに、シルバーストンでのイベントの時はドライバー以外のチームメンバーはみんな自宅通いです。確かにチームの工場から車で1時間程なのですが、それでもレースの週末はいつも朝早く夜遅いので、大変です。みんなの働きに報いるためにも、頑張らなければ。

さて、レースに向けてですが、不安でいっぱいです。特に具体的な不安要素があるわけではありませんが。本当に接戦ですので、何が起こるかわかりません。自分が3位だった第1戦の予選の結果を見てみても、一歩間違ってあと0.1秒遅ければ6位でした。

今回はシルバーストンのグランプリコースで全長が長いため、もう少し差が開くかも知れませんが、どちらにしても予選では最後の最後まで気が抜けません。

こんな事を書いていたら少し緊張してきてしまいましたが。笑 まずは、明日のフリー走行で良い感触を得ることが出来るように頑張りたいと思います。

posted by 中嶋大祐 at 22:18| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月27日

週末

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本当は自分のレースがあるはずの週末でしたが、前に書いた通り延期となってしまったので、代わりにレース観戦をしてきました。

今回行ったのはブランズハッチというサーキット。1978年に僕の父親が初めてのヨーロッパ遠征で大クラッシュをしたサーキットです。

ちなみに、僕のチームにはロブ・ウィルソンというドライビングコーチがいるのですが、彼はこの時父親と同じレースに出ていたそうです。僕と初めて会った時「君のお父さんはブランズハッチで僕の上を飛んで行ったんだよ」と話してくれました。笑

インターネットで少し調べてみたら・・・ありました、当時のリザルトが。http://www.formula2.net/F378_GB19.htm

2人の名前を見つけることが出来ます。世界は(レース界は?)狭いですね。

本題から少し外れてしまいましたが、ブランズハッチに行ったのはチームでメカニックをしているサムのお父さんがこの日開催されていたアマチュアレースに出場していたからです。

写真の赤い車に乗っているのがそのお父さんです。これはキットカーで、組み立てから自分で行うようです。

この日は天気もよく、サーキット全体がほのぼのとした雰囲気に包まれていて、とても気持ちが良かったです。
posted by 中嶋大祐 at 08:29| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月21日

こぼれ話

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今日は開幕戦でのこぼれ話を。

オフだった日曜日には、チームのエンジニアやメカニックたちとレンタルカート場に行きました。僕はケガをするといけないのでカートには乗らず、写真係でしたが。笑

ちなみにこの日、僕の担当エンジニアのスティーブは自らのレース経験を活かして本気の走りを披露、見事コースレコードをコンマ4秒も更新しました。笑 写真を見るとわかると思いますが、かなり真剣でした。笑

話は変わりますが、開幕戦はさながらチームの父兄参観日のようでした。

スティーブのお父さんが見に来たのを始めとして、チームメイトのメカニックであるレオの家族も来ていました。また、僕のメカニックであるマットは実家が近いこともあって、なんと親戚一同12人も来ていたそうです。笑

他にもケータリングを担当しているアシュレー(マットの彼女で本業は美容師さん)もお父さんとお母さんが来ていましたが、極めつけはバッドジョージのお母さん。おそらく60歳くらいになると思いますが、なんとはるばるオーストラリアからやって来たのです。

驚いたことに、そのお母さんは大阪万博の頃日本に留学をしていたらしく、少し日本語をしゃべることも出来ました。

開幕戦では他にもイギリスに駐在されている日本人の方がサーキットに観戦にいらしていて驚きましたが、こういった思わぬところで日本関係の出会いがあるととてもうれしく思います。
posted by 中嶋大祐 at 06:52| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月15日

悔喜交々

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悲喜こもごもという言葉がありますが、今回のレースは悔喜こもごもといったところでしょうか。

第1戦は4位。レース中のベストラップなど、リザルトだけを見ると順当な順位に見えるかも知れませんが、実際はもっと悔しいレースでした。

スタートでポールポジションの選手がフライングをしたため、労せずして2位へ。僕らのチームは最初の数ラップに狙いを定めていたため、3周目までは本当にペースがよく、トップの選手に揺さぶりをかけることも出来ていました。しかし、4周目。Knickerbrookというコーナーがあるのですが、その進入でアウト側の芝生をほんの少しだけ踏んでしまっい、コントロールを失いかけてしまいました。それをきっかけに続く2つのコーナーで2台に抜かれてしまい、4位となりました。結果的にはレース中のペースも前の3台には届きませんでしたが、ブロックをするは比較的簡単なサーキットなので、悔やまれます。

第2戦は5位。このレースは赤旗の影響でスタートが2度あったのですが、2度目のスタートは0-100km/hの加速時間が2.5秒と今まででベストの記録で、順位を2つ上げることに成功しました。そしてそのまま5位でレースを終えました。スターティンググリッドを考えると、こちらのレース結果には喜ぶべきかと思います。

さて、次はドニントンパークのレースを頑張ります。と言いたいところですが・・・なんとサーキット改修工事に伴う安全上の理由により、ドニントンパークでのレースは延期となってしまいました。

聞いた話によると、なんでもコースの下に新たに造られた地下通路の出口がコースのエスケープゾーンのど真ん中にあるそうです。笑

コースアウトしたら建物に衝突してしまいますし、観客にとっては鈴鹿サーキットにある激感エリアどころの騒ぎではありません。笑

何を考えて設計したのやら・・・
posted by 中嶋大祐 at 20:32| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月12日

予選

本日行なわれた予選ですが、結果は第1戦が3位・第2戦が7位でした。

開幕戦というのはいつも重要ですが、これまで経験した中で一番緊張した予選だったかも知れません。

2つの結果を比べてみると2戦目の順位がかなり寂しく見えますが、これは自分がイギリスF3の予選のフォーマットに対応しきれなかったことが原因かと思います。

これまで自分が4輪レースで経験してきた予選のフォーマットを振り返ってみると、昨年の全日本F3では1回の予選(30分間)で2つのレースのスターティンググリッドを決める方式で、一昨年のFCJでは短いインターバルを挟んで2回の予選を行い、2つの決勝レースのそれぞれのスターティンググリッドを決めるという方式でした。全日本F3とFCJでは土曜日に予選と決勝を両方行うという性質上、予選のスケジュールがタイトになっています。

それに対し、(併催イベントの都合によって違う場合もあるかも知れませんが)イギリスF3では土曜日は予選のみを行います。そのため、予選に対して多くの時間が割かれており、30分間の予選を2度行います。その2度の予選の間には3時間弱のインターバルがあるのですが、それが曲者でした。

FCJのようにインターバルが短ければ、車の中に座ったまま2回目の予選のスタートを待つことが出来るので集中力が途切れることはないのですが、今回のようにインターバルが3時間もあると、2つの予選の間にはエンジニアとのミーティングや昼食、インタビューなど様々な物事があり、集中力を維持するのが難しかったです。

特に、冒頭にも書いたように今回の予選はかなり緊張(=集中?)していたので、一度緩んでしまった集中力を同じレベルまで取り戻すことが出来ませんでした。

2つのリザルトを見比べてみると、2つの予選の結果がバラついている人が割と目立っていたので、集中力の維持に苦労していた人は多かったのではないかと思います。

今後は2つのインターバルの間でいかに集中力を維持出来るか、が大きな要素になりそうです。

昨日の記事に書いたように、明日はお休みです。レースウィーク中に休みの日があるというのは少し妙な感じがしますが、明日は緊張を忘れてゆっくり過ごしたいと思います。
posted by 中嶋大祐 at 06:33| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月11日

いよいよ

明日の予選から、いよいよイギリスF3が開幕します。

本日はフリー走行がありましたが、まずまずのスタートを切れたといったところでしょうか。

さて、前々からお知らせしようと思っていたのですが、Timing Solutionsという会社のホームページ(http://www.tsl-timing.com/)でイギリスF3のライブタイミングや詳細なリザルトを見ることが出来ます。

少しわかりづらいかも知れませんが、

レースのリザルトはhttp://www.tsl-timing.com/?loc=major&season=2009&series=BF3GT&event=racesで、

今日のフリー走行も含め、テストのリザルトはhttp://www.tsl-timing.com/?loc=major&season=2009&series=BF3GT&event=testingで見ることが出来ます。

更新も早いので、ぜひご活用下さい。

ちなみに、今週は決勝レースが月曜日(祝日)にあります。なんでも、オールトンパークでは騒音の問題により3日間連続でレーシングカーの走行を行なってはいけないそうです。確かにすぐ隣に民家がありますし、仕方のないことかも知れません。

では、まずは明日の予選で自分の力を出し切ることが出来るように頑張ってきたいと思います。
posted by 中嶋大祐 at 04:16| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月05日

長いです

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今日の記事は2日間か3日間に分けて読んで頂いた方が良いかも知れません。自分でも後から読み返してうんざりしました。

まずはF1マレーシアの予選。兄は残念ながらQ2落ちだったようです。今日はトレーニングの時間と重なってしまったのでテレビでは見られなかったのですが、かなり僅差だったようで・・・惜しかったですね。

僅差と言えば、イギリスF3もテストでのタイム差がかなり接近するようになってきました。トップから10人くらいはほんの僅かなタイム差で順位がかなり上下してしまいますので、全くミスが許されません。これがレースの醍醐味でもありますが。

そういえば、テストの前に冗談でブラウンGPパワーが・・・と言いましたが、どうやら本当にブラウンGPパワーがライコネン・ロバートソン・レーシングにも発揮されたようです。

左の写真はテスト初日のセクタータイム表(サーキットを3つに分けてタイムを測ったもの)ですが、全てのセクターでライコネン・ロバートソン・レーシングがトップです。(HUERTASというのはチームメイトです)

結局この時は最後のセクターで前の車につかえてしまい、1周のタイムは8位とまたしてもパッとしない順位になってしまいましたが・・・。1周のタイムでトップにならなければ意味がないというのはわかっていますが、いずれにしても自分の名前が一番上にあるというのはやはり気分がいいものです。笑

2日目はチームメイトに良いところを持っていかれてしまい、傷心気味でした。

今回のテストで開幕前の合同テストは全て終わりました。正直なところ、ニュータイヤでアタックをする時には毎回何かが欠けて、今ひとつパッとしなかったという印象が残っています。しかしながら、テストを繰り返すごとに確実に進歩している部分がたくさんあるのも事実です。

あとは本番でいかに力を発揮できるかが勝負の分かれ目だと思っています。開幕前のテストで得たたくさんの事をひとつ残らず揃えることが出来れば、結果は付いてくるはずです。もちろん難しいことであるのは間違いありませんが、そのための準備は整っていると思います。

ただ一つ不安要素があるとすれば、開幕戦の舞台であるオールトンパークで行われた合同テストではトップとのタイム差が大きかったということ。もちろん、その時と比べると車もドライバーも進歩しているはずですが・・・

考えることはたくさんありますが、文章にすると頭がスッキリします。

さて、ようやくこの記事の折り返し地点を過ぎました。

実は前々からチームのメンバーを紹介しようと思っていたのですが、なんとなく月日が過ぎてしまい・・・気づいたら全日本F3に参戦している井口選手に先を越されてしまいました。

二番煎じで恐縮ですが、第1弾はチームの頭脳であるエンジニアの紹介です。

右にいるのはスティーブといって、僕の担当エンジニアです。見た目は30代に手が届きそうですが、実はまだ23歳です。本人も進みゆく生え際を嘆いていました。彼は大学在学中にホンダのF1チームでインターンをしていた経験があり、かの有名な福井社長によるF1デモ走行の際には日本に来ていたらしいです。以前はスティーブ本人もレースをしていたので、福井社長のシートベルトを締めながらF3の参戦費用を支援してもらえるように直談判したそうですが、その場で断られたようです。笑 F1チームでのインターン経験があるからか、かなり几帳面で理論的です。ちなみに彼女は看護婦さんです。

真ん中にいるのはジョージといって、チームメイトのエンジニアです。今年オーストラリアからやって来ました。昨年まではV8スーパーカーでエンジニアをしていたそうです。ニックネームはBad George!前のチームでそう呼ばれていたようです。気になる由来についてはチームのメカニックがジョージ本人に聞いたのですが、「You'll find out.(そのうちわかるさ)」だそうです。笑 どんな悪行をやらかすのか・・・気になります。笑

最後になりますが、左にいるのはデータエンジニアをしているウィルです。オーストラリア出身で、24歳です。山から下りてきた熊みたいな風貌ですが、実はシドニー大学出身の切れ者です。データエンジニアである彼の仕事はいわゆる机上の計算をすることで、いつも難解な数式をいじくりまわしています。

このように個性豊かなエンジニア陣ですが、「今年はここ数年で一番良いエンジニアを揃えることが出来た」というチーム代表の言葉の通り、とても良い仕事をしてくれています。あとは彼らが作ってくれた車を生かすも殺すもドライバー次第です。頑張らねば。

また後日チーム代表やメカニックなど、タイミングを見て紹介していきます。

本当はもう少し書くことがあったのですが、あまりにも長くなりすぎてしまったので、またの機会に書きます。
posted by 中嶋大祐 at 07:03| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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