予選1回目では車のバランスがいまひとつで、データを見ても1つも良いところがありませんでした。このため、予選2回目に向けて車のセッティングを変更することになったのですが、これが非常に効果的で、予選2回目では車の動きが見違えるほど良くなりました。
これには僕自身も非常に驚いたのですが、予選1回目と予選2回目のセッティングを比べると、ある部分が1ミリ違うだけなのです。確かに、レーシングカーのセッティングにおいては1ミリというのは十分効果的な変更ではあるのですが、今回の車の動きの変化は僕の想像をはるかに超えたものでした。
十分理解していたつもりではありましたが、今回改めてレーシングカーの繊細さを思い知らされました。こうした部分が外から見えづらいのが残念ですが、本当に奥が深いです。
予選の内容に話を戻しますと、正直なところ、予選2回目では僕がもう少しタイムを揃えることが出来ていればあと2つか3つ順位が上になっていたと思います。これは残念ですが、冒頭で触れたように少なくとも流れが良くなっていることは確かですので、明日の決勝が楽しみです。
スネッタートンでのレースのように自分でレースを壊してしまわないように気を付けつつ、1つでも上の順位でフィニッシュ出来るように頑張ります。